昔に比べてカエルを見かける機会は少なくなったものの、まだまだ探せば見つかるだろうと思って23区内の主に西側でカエル探しを始めたのが2020年のこと。
子供に見せようと思って探し始めたら、意外と見つけるのに苦労しました。
実際にどういったところを探したのかを振り返ってみます。
対象エリアを絞り込もう
まずはじめに、23区内といっても広いので対象エリアは比較的緑が多く残っている西側に絞り込みました。
大きな公園も数多くあるので、そのどこかに行けば簡単に見つかるだろうと高を括っていたのですが、その考えは意外と甘かったかもしれません・・・
なお、東京西部の大きな公園というと井の頭公園が思いつきますが、そちらは主に三鷹市内にあるので、今回の対象エリアからは除外しています。
まずは情報を集めるところから
むやみやたらと探し回っても見つからないだろうということで、まずはじめに情報収集をしました。
乱獲につながるといけないので、ネット上には具体的な生息地が書かれているブログなどは意外と多くありません。
そのため、この記事中でも実際にアマガエルを見つけた場所は特定しないようにしますので、悪しからずご了承ください。
調べてみると、目黒区のホームページで生息地への言及がありましたが、少し遠いので実際にはそこへは行っていません。
アマガエルを見つけても、その場所をあまり言いふらさないでね。
採りに来る人が増えちゃうと落ち着いて暮らせなくなっちゃうからね。
ようやく探索開始!
幼い子供を連れての探索だけに、行けるエリアには限界があります。
そこでできる限り情報を集めてからと思っていたら、実際に動き始めるのが結構遅くなってしまいました。
杉並区の田んぼ
最初に訪れたのは、杉並区内にある某公園に隣接して設けられている田んぼです。
杉並区内には結構畑があるので、田んぼもあちこちにありそうなものですが、実際にはここ以外にはほとんどないようです。
訪れたのは2020年の晩秋だったのですが、期待したようなカエルの鳴き声は一切聞こえません。
カエルの目撃情報はあったのですが、もしかしたら時期を間違えたのかもしれません。
練馬区の公園
次に訪れたのは、練馬区にある都内でも最大級の公園です。
ここには大きな池があるほか、湿地帯のような場所もあるので、おそらくアマガエルは生息しているはずです。
しかしながら、子供連れでカエルを探すには広すぎるうえに、あまりに誘惑が多すぎました。
遊具はもちろんのこと、池でスワンボートを楽しんだりもできるので、子供が遊びたがってカエル探しどころではありません。
また、園内はかなり広大なので、カエルがいそうなポイントを見定めるのも一苦労です。
ぶらぶら歩いていてたまたまアマガエルに出会うという機会はありそうですが、狙って探しに行っても空振りに終わるかもしれません。
杉並区の公園
再び杉並区に戻ってこれまた大きめの公園に行ってみました。
こちらの公園にも大きな池があり、環境的にはカエルが住むには申し分ありません。
が、やはり子供にとってはカエル探しどころではありませんでした。
大人ひとりでカエルを探し回る勇気もないので、この日は一度撤退。
三鷹市の田んぼ
最初に書いた対象エリアと違うというお叱りを受けそうですが、23区内では難しそうということで、三鷹市にある田んぼに行ってみることにしました。
ここは自然豊かな公園の横に設けられていて、初夏にはホタルが飛び交うことでも知られています。
それほど規模は大きくありませんが、ここでもアマガエルの目撃情報はあるので、今度こそはと思って張り切って出かけました。
ところが・・・
ちょうど新型コロナの影響でその年は田植えが行われておらず、アマガエルの姿を目にすることはできませんでした。
代わりになぜかドジョウを捕まえたので、まあ良しとしましょう。
結局どこで見つけたのか?
あちこち探しまわりましたが、アマガエルは見つかりません。
思い切って本物の田園地帯に行ってみようかとも思いましたが、コロナ禍で断念せざるを得ませんでした。
悶々とした日々を送っている中で、ある日、東京に近い埼玉にある某自然公園にカエルがたくさん生息しているという情報をキャッチしました。
そこで久しぶりに車に乗って出かけてみることにしたのです。
公園に一歩踏み入ると、前面には大きな湿地帯が広がっていました。
期待に胸を膨らませて覗き込んでみると、そこには夢にまで見たカエルの姿が。
しかもかなり大型のカエルです。
ウシガエルとは見た目もサイズも違っていたので、おそらくトウキョウダルマガエルでしょう。
しばらく探し回っていると、湿地に生えている葦の葉の根元に捕まる緑の物体を発見!
逃げられないようにこっそり近づくと、まぎれもないアマガエルでした。
かなり小さな固体だったので、もしかするとオタマジャクシからカエルになってすぐだったのかもしれません。
さっそく網で捕獲してケースに投入。
その後、湿地から離れて芝生エリアを歩いていると、足元で跳ね回るアマガエルを発見。
こちらは1匹目よりもかなり大きな固体で、立て続けに3匹捕まえることができました。
まとめ
実際に探してみて感じたのは、東京23区内でアマガエルを捕まえるのは意外と大変ということです。
郊外に行けばまだまだたくさんいるので、もし捕まえたい方はそういったエリアに行ってみるのがおすすめです。
なお、捕まえてきた4匹のアマガエルは我が家で元気に暮らしています。
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