アメリカの自動車事情~ロースクール生にとってのカーライフ~

アメリカロースクール留学入門

気が付けば留学10周年ということで、久しぶりに当時を思い出して記事をアップしようと思います。
今回は「ロースクール生にとってのカーライフ」と題して、現地における自動車事情を紹介します。
なお、アメリカは州によってかなり環境が違うので、ここで話す内容がニューヨークのような大都市でも同様とは限りません。
あくまでも、私が留学したテネシーにおける状況ということでご覧ください。

国際免許証

日本で自動車の運転免許証を持っていれば、留学前に警察署に行って申請することによって国際免許証を取得できます。

この国際免許証があれば、海外でも自動車を運転することができますが、留学に際してはいくつか注意しておかなければならない点があります。
それは、国際免許証そのものは1年間有効であるものの、州によってはそれよりも効果が限定される場合があるということです。

テネシーの場合には、国際免許証を使って車を運転できるのは1カ月のみで、その間にローカルの免許を取得しないとそれ以降は運転が認められなくなります。
ロースクールの授業が始まってしまうと免許を取りに行く時間がなくなってしまいますので、現地で車を運転する予定がある方は、到着後、なるべく早い時点で免許を取得しておくのがおすすめです。

免許証の取得

日本では運転免許を取得するためには、まずはじめに教習所に通う必要がありますが、テネシーの場合は教習所に近い施設はあるものの、必ずしもそこに通わなくても免許を取得することは可能です。
国際免許証を持っていれば、とりあえずはレンタカーが借りれますので、借りた車で少し練習して、あとはいきなり試験を受けに行けばよいのです。

試験は日本と同じく筆記試験と実技試験の2本立てです。
筆記試験用の解説書が無料で配布されていますので、それを入手して勉強してから試験を受けに行くとよいでしょう。

ちなみに、日本とテネシーの交通ルールを比べると、共通するものとそうでないものがあります。
最も大きな違いは、右側通行か左側通行かという点です。
多くのアメリカの州と同様に、テネシーも車は右側通行なので、最初のうちは戸惑うかもしれません。
あとは、禁止の標識がない限り、赤信号時でも右折が認められているというのも日本とは異なる点です。

筆記試験は英語以外に日本語でも受けれますので英語力に不安がある場合は日本語で受験してもよいでしょう。

実技試験は日本と同様に教官が同乗してその指示に沿って運転するだけです。
ただし、運転する車は自分で持ち込む必要があります。
免許がない場合にどうやって車を持って行くのかと思うかもしれませんが、そこはあえて誰も突っ込みません。

自動車の購入

留学当初はレンタカーでいいかなと思っていましたが、あれこれ考えた結果、中古車を購入することにしました。

あまり時間がなかったので、留学仲間に連れて行ってもらったディーラーでたまたま見つけた日産のアルティマという車を即決で購入。
こちらの車種は日本では販売されていませんが、トヨタのカムリに近いグレードと思っていただくとイメージしやすいかもしれません。

なお、テネシーには日本の自動車メーカーが何社も進出しているので、現地では日本車は珍しくありません。
値下がりもしにくいということなので、帰国時に売却することも考えるのであれば、日本車を購入しておくのはおすすめです。

NASCAR

テネシー滞在中にNASCARの観戦に行きました。
日本では耳慣れないかもしれませんが、アメリカでは比較的メジャーなカーレースとのことです。
走る車はF1のようなレーシングカーではなく、普通の車を改造したものであるというのがNASCARの特徴です。

Nashvilleでは年に2回の開催なので、留学中に見られる機会は限られます。
会場は即席で作られたサーキットで、そこを何と225周もして優勝を競います。
たまに派手なクラッシュもあるようですが、私が見に行ったときは何事もなく終わりました。

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