小学校受験にまつわる都市伝説の真実~噂は本当なのか?~

小学校受験

お受験に向けて準備を始めると、様々な都市伝説を耳にする機会が増えます。初めのうちは「そんなわけないだろう」と思っているような話でも、何回も聞くうちに「実はそうなのでは?」と感じられるようになってしまうことも少なくありません。そこで、今回は、自分の体験をもとに都市伝説の真実について検証してみることにします。

コネがないと受からない

噂の内容

ブランド校と呼ばれる小学校の中には、その学校とコネクションがある家庭でないと合格するのが難しいと言われることがあります。

単にその学校のOBやOGというだけでは不十分で、理事長と知り合いだったり、過去に多額の寄付をしているといった普通の人だとなかなか無いような強固なコネが必要だというのです。

噂の検証

子供が受験したブランド校と呼ばれる小学校の合格者を見てみると、明らかにコネがない家庭の子供でも合格しているので、この噂は必ずしも真実ではなさそうです。

一方で著名人の方の子供が合格していたり、実際に面接で勤務先の社名を聞かれたこともあったので、コネまでは求めないまでも、どういった社会的な立場を有しているかという点については、それなりに気にされるケースはあるようです。

もちろん、すべての小学校を受験したわけではないので、学校によってはコネを重視するところもあるかもしれませんが、塾の先生と話をしていても、コネがないだけで落とされるということは少なくともなさそうです。

小学校とのコネクションは無くても合格することは可能ですが、あるに越したことはないという程度に考えておくと良いでしょう。

学校説明会に参加しないと合格できない

噂の内容

多くの小学校では、毎年春先から初秋にかけて何回か学校説明会が開催されます。

それに加えて、運動会などの各種イベントを見学できる機会を設けている学校も少なくありません。

こういった状況を受けて、まことしやかにささやかれているのが、なるべく多くのイベントに参加しないと合格できないというものです。

学校は参加頻度をチェックして、その家庭の志望の本気度を試しているというのですが、果たしてこれは真実なのでしょうか?

※2020年、2021年は新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの学校がオンラインでの開催に切り替え、実際に学校に行って話を聞く機会は激減しましたが、コロナが落ち着けばまた復活することが想定されます。

噂の検証

まずはじめに、多くの学校では、イベントへの参加と合否はリンクしないという注意書きをホームページなどで公表しています。

これが本当だとすると、学校説明会に一切出なくても合格できるということになります。

実際、周りを見ていても、1回しか説明会に出なかった子供が合格しているケースもあるので、イベントへの参加が必要条件というわけではなさそうです。

しかし、学校によっては、願書で参加したイベントの感想を求めてくるところがありますし、面接の場でそういった質問を受けるケースも少なくありません。

そういった場合に、一つも参加していないと答えると、まず合格は望めないでしょう。

参加しないと確実に不合格になるというわけではありませんが、少しでも合格の可能性を高めるためには、なるべく多くのイベントに参加した方が良いと言えるでしょう。

願書の写真はある百貨店の写真館で撮影した方が合格しやすい

噂の内容

小学校受験をする際には、事前に願書を提出する必要がありますが、そこに貼る写真をとある百貨店の写真館で撮影すると合格しやすくないという噂が存在しています。

実際に出願時期になると、その写真館に撮影希望者が殺到するようなのですが、本当にそれだけで合格しやすくなるなんてことはあるのでしょうか?

噂の検証

写真だけで合格確率が上がるのならお安いものだと思い、私たちも実際にそこの写真館で写真を撮ってみました。

百貨店だけあって、なかなか良いお値段だったのと、コロナ禍でオンライン出願を導入する小学校が増えており、データごと買い取らなければならないので、思いのほか大きな出費となりました。

その写真を使って出願した結果としては、合格できたところもあれば、残念な結果だったところもありました。

周りを見ても近場の写真館で撮影しても問題なく合格できていた子供もいたので、特に写真の良し悪しは合否には直接の影響はないようです。

もっとも、あまりにみすぼらしい写真だと、さすがに品性を疑われて落とされてしまいかねないので、それなりの写真館で撮影するに越したことはないでしょう。

願書の写真は必ずしも決まった場所で撮影する必要はないものの、見栄えの良くないものは避けた方がよいです。

まとめ

今回は3つの噂を取り上げて、その真実を検証してみました。

いずれももっともらしい内容ではあるものの、私たちの経験を踏まえても、実際には必ずしもそれが事実というわけではないようです。

お受験をしていると、つい噂を信じそうになることが多々ありますが、溢れかえっている情報に惑わされずしっかり準備をすることが重要です。

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