小学校受験をする家庭では、大抵の場合は子供を教室に通わせることになりますが、それ以外にも色々と習い事をさせている方も多いのではないでしょうか。ここでは、そんな方のお役に立てるように、お受験に向けておすすめの習い事をいくつか紹介していきます。
絵画教室
おすすめの習い事の一つは、絵画教室です。
お受験では絵画が課題として出題される学校が少なくありません。
代表的なところだと慶応幼稚舎や早稲田実業初等部などがありますが、それ以外にも多くの学校で毎年のように絵画が出題されていますので、もしそういったところを本命にしているのであれば、絵画教室に通っておいて損はないでしょう。
もっとも、お受験で問われるのは、単に絵の良し悪しだけではありません。
いくら上手に絵をかいてもそれだけでは必ずしも合格水準に達するとは言えないのがお受験の難しいところなのです。
絵を通じて自分の考えを伝えられたり、出題者の意図を理解してそれを絵で表現するといった高度な知力が求められるため、あくまでも絵画教室はそのためのベースを作る場と考えておいた方が良いでしょう。
体操教室
絵画教室と並んでお受験をさせる子どもが通うケースが多いのが体操教室です。
成蹊小学校や立教女学院のように実際の試験でも運動能力を問うような問題を出す学校は多いので、その対策のために体操教室に通うというのはおすすめですし、お受験から離れて、子供の成長を促すという点でも最適な習い事の一つであると言えるでしょう。
なお、運動については、国立の最難関校の一つである筑波小学校の「クマ歩き」が有名です。
これは、四つん這いになってお尻を挙げた状態で前に進んでいくというものですが、単に進めばよいというだけではなく、本番ではかなりの高速で動き回ることが求められます。
体幹が弱いとふらついてしまってきびきびと動けないため、もし筑波のような学校を受ける場合にも体操を習っておくというのは有用です。
水泳教室
運動系の習い事で体操教室と並んで人気なのが水泳教室です。
体操と違って水泳が試験で出ることはありませんが、体幹を鍛えるには非常に良い習い事なので、余裕があれば子供を通わせるのもよいでしょう。
健康促進にも適しているので、本番に向けてコンディションを作り上げるために通わせておくというのも一案です。
公文
学力を鍛えるために幼児期のうちから公文に通わせている家庭は少なくないようです。
しかしながら、お受験対策として公文に通わせるのはあまりおすすめではありません。
なぜなら、多くの小学校の問題は学力を問うようなものではないからです。
もっとも、だからといって公文に通うこと自体が無駄であるというわけではありません。
難しい問題に挑戦することに慣れるという意味合いはありますし、問題をこなすことを通じて知力も磨けるからです。
また、小学校入学後の勉強の準備にもなりますので、そういった観点から通わせてみるというのも良いかもしれません。
まとめ
以上では、お受験におすすめの習い事をいくつかピックアップして紹介しました。
子供にとって受験に向けて準備をするというのは思った以上に大変ですので、いくら良いからといって無理に多くの習い事をさせる必要はありません。
あくまでも余裕があれば通わせてみるというくらいの気持ちでいた方が、親としても必要以上にストレスを感じずに長いお受験対策の時期を乗り越えることができるでしょう。
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