難関小学校に合格するためには、高い月謝を払って専門の教室に通わせないといけないというイメージがあるのではないでしょうか。実際には、そこまでしなくても子供の力を伸ばすことは不可能ではありません。
小学校が求める子どもの人物像
孫子の兵法の有名な言葉に、「彼を知り己を知れば百戦殆からず」というものがあります。
これは、戦いにおいて相手を知り尽くしておくことが重要であるということを端的に示したものですが、お受験においても当てはまります。
少しでも志望校の合格確率を高めるためには、その学校がどのような子供を求めているのかを理解した上で、子供の力がそれを上回るように準備をしていけばよいのです。
当然ながら、小学校が求める子どもというのは学校ごとに異なります。
もっとも、総じて言えるのは、単に難しいペーパー問題が得意な子供を求めているわけではないということです。
中学入試と異なり、小学校のお受験は自分で考えて行動できる子供や、先生の言葉をしっかりと聞ける子供、子供らしい振る舞いができる子供などが求められているのです。
ただし、当然ながらペーパー問題を出題する学校では、一定以上の知力も求められます。
遊びを通じてお受験対策をする
ここまで見てきたように、多くの小学校が求めているのは、一言でいうと「子供らしい子供」です。
そのため、遊びを通じてできるお受験対策は非常にたくさんあるのです。
ブロック遊び
ブロック遊びは、高い知能を育むために非常に有効な遊びです。
お受験ではペーパー問題で図形の問題が頻繁に出されますし、それ以外にも工作で出される様々な課題に対応できるようになるために普段からブロックを通じて色々なものを作り慣れておくというのは有効です。
子供が好きなブロックはたくさんありますが、定番はこちらのニューブロックですね。
まだ、より知力を鍛えたいのであれば、パターンブロックもおすすめです。
これを使って試験対策を行う教室もあるようですが、家に一つあると雨の日でも子供が退屈せずに済むので、買っておいて損はないでしょう。
縄跳び
小学校受験では運動科目が出題される場合もあります。
運動といってもそこまで高度なことが求められるわけではないのですが、普段から身体を鍛えておかないとうまくバランスを保てずに失敗してしまうかもしれません。
運動において必要になるのは、何といってもしっかりとした体幹です。
体幹を鍛えるには体操なども有効ですが、もっと手っ取り早く準備をしたいのであれば縄跳びをするとよいでしょう。
おすすめなのは、柄が木製のこういったタイプです。
色んな機能が搭載されているものもありますが、本番で使うのもこういったタイプですので、必要以上ん高いものを購入する必要はありません。
最初は定番の前飛びを練習し、ある程度できるようになったら後ろ飛びもにも挑戦してみましょう。
二重飛びまでできるようになっている必要はありません。
粘土遊び
ブロック遊びと同様に、豊かな想像力を育むために有効なのが粘土遊びです。
実際に粘土を出題する小学校もあるようですが、それ以外のところを受ける場合にも粘土で培われた創造性は役に立ちます。
使う粘土は100均で売られているようなもので構いません。
はじめのうちは子供の好きなように作らせておいて、ある程度慣れてきたら「象」や「ライオン」といったテーマを与えるようにするとよいでしょう。
最初はうまく作れないかもしれないので、その場合は写真や模型を見せて、その通りに作らせるようにするとよいでしょう。
まとめ
以上で紹介したもの以外に、昔ながらの遊びの中にも小学校受験の対策として有効なものはたくさんあります。
例えば、鬼ごっこやかくれんぼは行動観察の対策にぴったりなのですが、昔と比べて毎日陽が暮れるまで公園で遊んでいる子供は少なくなっているかもしれません。
無理やり勉強ばかりさせるのはなく、時には友達と一緒に目一杯遊べる環境を用意してあげるのも、お受験に臨む親の役割なのかもしれません。
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