小学校受験をする際には学校見学が不可欠ですが、ここ数年は新型コロナウイルス感染症の影響で、従来とは実施方法を変えてきている学校が殆どです。今回はそんなコロナ禍における学校見学の参加方法と傘下の意味合いについて、実際の経験を踏まえて考えていきたいと思います。
小学校受験における学校見学の重要性
小学校受験においてはしばしば学校見学が重要であると言われます。
その理由はいくつかありますが、何と言っても学校の校風や特徴を理解する上で実際に学校を見てみるのがもっとも手っ取り早いというのがその一つです。
また、それだけでなく学校によっては志望の本気度を見るために参加者の氏名をチェックしたり、見学会にやってきた親子の様子を観察していたりする可能性もあるため、たかが見学会だからといって油断していると後悔することになりかねません。
そのため、少しでも合格の可能性を高めるためにも、志望校の見学会にはできる限り参加した方がよいでしょう。
コロナ禍における学校見学会の在り方
従来は学校見学会といえば、文字通り、学校を訪れて校内の様子を見て回ったり、先生方から教育理念や学校生活について説明を受けるというのが一般的でした。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の流行によって密を避ける必要が生じたため、特に2020年以降は従来型の学校見学を実施している学校はかなり少なくなっています。
その代わりに増えてきたのが、オンラインを活用した学校紹介動画や個別相談会といったイベントです。
学校紹介動画はあらかじめ視聴登録を行えば見れるようになるので、これまでのように限られた予約の枠を巡って予約開始時に所定のサイトにアクセスするといった労力を費やす必要はなくなりました。
ただし、小学校の中にはリアルタイムで学校説明会を実施してるところも少なくなく、そういった学校ではあらかじめ参加者の枠が限られている場合があるため、確実に参加するためにはなるべく予約開始時に予約を入れるようにした方がよいでしょう。
実際、私の場合も、学校別に予約開始日時をスケジュール帳に書き込んで確実に予約できるようにしていました。
それでも人気校になるとあっという間に枠が埋まってしまう場合も少なくないので、多少遅れても大丈夫だろうと思って油断するべきではありません。
コロナ禍の学校見学会に参加する意味はあるのか
オンラインの学校見学会にわざわざ参加する意味はあるのでしょうか?
わざわざ動画を見なくても、学校紹介のパンフレットを見ればだいたいのことは分かるので参加しなくてもよいのではと思われるかもしれません。
しかしながら、自分の経験を踏まえると、オンラインだからこそ可能な限り出られるすべての見学会に参加した方がよいでしょう。
というのも、パンフレットでは触れられていないような最新の学校の状況を教えてもらえる可能性がありますし、参加していないことが受験におけるディスアドバンテージになる可能性もゼロではありません。
参加時には登録をすることになるため、学校側からすると本番の受験者が見学会に参加していたかどうかは一目瞭然なのです。
参加しなかったというだけで不合格にされるというわけではないものの、大切なわが子の合格の可能性を下げないためにも、決して志望校の見学会に欠席するようなことは避けた方がよいでしょう。
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