登園拒否の子供を立ち直らさせて小学校受験に挑んだ時の話

小学校受験

子供が幼稚園に行くのを拒むようになったり、嫌がる子供と毎日格闘して幼稚園に連れて行っているという方は少なくないのではないでしょうか。登園拒否になってしまう子供は意外と多いようで、少し前にわが家もそれで苦労しました。今回は、その時の経験を紹介していきたいと思います。

なぜ登園拒否になったのか?

そもそも、うちの子供は最初から幼稚園に行くのを嫌がっていたわけではありません。

では、なぜ行くのを嫌がるようになったのかというと、実はその原因ははっきりとはしないのです。

本人に聞いても、「お弁当が嫌だ」、「暴れる子がいる」、「先生と話ができない」といったように、毎回違った回答が返ってくるので、色々な理由が混ざって行きたくなくなったのかなとも思っていたのですが、実際のところは本人も理由が分かっておらず、ただ何となく行きたくないようでした。

幼稚園に相談して対策を講じてみた

理由が分からない以上、対策の立てようもなく、当時は無理やり連れて行こうとしたこともありましたが、うまくいきませんでした。

そこで、幼稚園の先生と話したところ、「そういった子供は時々いるけれども、多くは時々でも登園しているうちに通うのが嫌ではなくなってくるはず。まったく登園しなくなるとそういった機会が失われるので、なるべく連れてくるようにするのがよい。」とのことだったので、その言葉に従ってみることにしました。

すなわち、無理のない範囲で子供の気が向いた時だけ行くように切り替えたのです。

子供に少しずつ変化が

わが家の場合、子供が登園を拒むようになったのは、年少の3学期ごろからで、年中になると毎日のように行くのを嫌がるようになりました。

それでも1週間に1日、2日ほどは、そこまで激しく嫌がらない日があったので、そういう日だけでも何とかして幼稚園に行かせることにしたのです。

そうしたところ、年中の夏ごろまでは変化は見られませんでしたが、2学期になった頃から少しずつ様子に変化が見られるようになりました。

それでも嫌がる素振りを見せる日は多かったのですが、駄々をこねても最終的には自分から進んで自転車に乗りこむようになってきたのです。

何だかんだで年中の冬頃まで登園拒否は続きましたが、年が明けるとほとんど嫌がらなくなり、おかげでその頃から本格的に準備が必要になる小学校受験に向けても何とか間に合わせることができました。

結局何が登園拒否の原因だったのか?

振り返って考えても、結局登園拒否の原因が何だったのか、いまだに明確な答えは分かりません。

ただ、思い当たるとすると、家にいれば親や兄弟に楽しく遊んでもらえるのに対して、幼稚園だと待っていても友達から積極的に声をかけてもらえる訳でもなく、何となく楽しく感じられなかったのかなという気がします。

時々でも幼稚園に通ううちに、少しずつ仲が良い友達もできはじめ、自分自身もどのように過ごせばよいか分かって来て、次第に嫌にならなくなったようです。

また、叱りつけて無理に連れて行こうとしなくなったのも結果的には良かったように思われます。

叱られると、子供はますます登園するのが嫌になるので、そのやり方を続けていたらいまだに登園拒否が続いていたかもしれません。

小学校の学校説明会に参加すると、自己肯定感を育む教育を重視しているという話をたびたび耳にしますが、これは幼稚園の子供にとっても当てはまるものだと思います。

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