伸芽会とジャック幼児教育研究所は、首都圏を中心に展開する大手の幼児教室です。
どちらも名門小学校や幼稚園への合格実績が高く、多くの受験生が通っています。
しかし、教育方針やカリキュラム、費用などには違いがあります。
ここでは、それぞれの特徴が分かるようにまとめてみました。
伸芽会の特徴
まずはじめに、伸芽会の特徴として挙げられるのは、次の通りです。
- 非認知能力(自己肯定感、自己効力感、自己調整力、協調性など)を重視し、子どもの個性や能力を伸ばすことを目指しています。
- 子どもの学習意欲や自主性を育むために、授業では自由に発言や質問を促し、教師は子どもの考えを尊重して引き出す役割を担っています。
- 授業は年齢に応じて、基礎コース、総合コース、学校別コースなどに分かれており、各コースで必要な知識やスキルを学びます。
- 授業時間は120分~150分で、週に1回~4回のペースで通います。授業料は月に約6万円~8万円です。
- 伸芽会オープン模試は、名門小学校・幼稚園への登竜門と言われており、年間2万人が受験しています。模試では、知能検査や面接、行動観察などが行われます。
- 2024年度の合格速報によると、慶應義塾幼稚舎には62人、早稲田実業学校初等部には51人、学習院初等科には40人などが合格しています。
ジャック幼児教育研究所の特徴
次に、ジャックの特徴は、このような感じです。
- 認知能力(知能、記憶、思考、判断など)を重視し、子どもの学力や論理性を高めることを目指しています。
- 子どもの集中力や忍耐力を育むために、授業では教師が一方的に教えることが多く、子どもは黙って聞くことが求められます。
- 授業は年齢に応じて、基礎コース、総合コース、学校別コースなどに分かれており、各コースで必要な知識やスキルを学びます。
- 授業時間は120分で、週に1回~4回のペースで通います。授業料は月に約5万円~6万円です。
- ジャック模試は、名門小学校・幼稚園への合格のための指標と言われており、年間1万人が受験しています。模試では、知能検査や面接、作文などが行われます。
- 2024年度の合格速報によると、慶應義塾幼稚舎には68人、早稲田実業学校初等部には56人、学習院初等科には36人などが合格しています34。
伸芽会とジャックのまとめ
伸芽会とジャック幼児教育研究所は、どちらも高い合格実績を誇る幼児教室ですが、教育方針や授業スタイルには違いがあります。
伸芽会は非認知能力を重視し、子どもの自由な発言や質問を促すことを目指しているのに対し、ジャックは認知能力を重視し、子どもの集中力や忍耐力を鍛えます。
費用や授業時間は似たようなものですが、伸芽会の方がやや高めです。
どちらの幼児教室に通うかは、子どもの性格や目指す学校によって異なりますので、どちらが我が子にとって向いているかどうかを踏まえて選ぶようにするとよいでしょう。
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