小学校受験に向けていつ頃から教室に通い始めるべきなのか?

小学校受験

小学校受験をするに際しては、多くの方が専門の教室に通わせることになるはずです。小学校受験に特化した教室は、伸芽会やジャック幼児教育研究所、こぐま会といった大手から、知る人ぞ知る中小に至るまで数多くありますが、いつ頃から通わせればよいか分からず頭を悩ませるケースも少なくありません。そこで以下では、小学校受験に向けていつ頃から子供を教室に通わせる時期について見ていくことにしましょう。

新年中

早くから小学校受験を志す家庭が子供を教室に通わせ始めるのが、新年中と呼ばれる時期です。

普通は年中というと4月スタートというイメージが強いはずですが、小学校受験における新年中とは年少時の12月を意味することが通常です。

東京の私立小学校の多くが受験を実施するのが年長の11月であるため、その2年前から受験勉強を始めるというやり方が定着しているのです。

実際、多くの教室でも新年中から学習を始めて合格水準まで持って行くという前提でカリキュラムを組んでいるところが多いため、この時期から教室に通わせ始めれば、無理なく子供を合格に導いてもらうことができるでしょう。

もっとも、新年中から教室通いを始めることにはメリットがある反面、注意すべきデメリットも存在します。

まず、一つ目のデメリットは、教育費が嵩むという点です。新年中の時期の月謝はそこまで高くはないとはいえ、安いところでも2万円以上は必要になってきます。

そのため、この金額を丸々2年間にわたって支払い続けられるかを考えてから通わせるようにしましょう。

また、早期に学習をスタートすると、途中で子供が息切れしてしまうおそれもあります。これが二つ目のデメリットです。

もちろん、最後まで駆け抜けられれば早く始めるメリットは大きいのですが、もしわが子が飽きっぽい性格なのであれば、急いで教室に通わせない方が良いかもしれません。

年中の4月

新年中の次に教室通いを始めるタイミングとして考えられるのが、年中の4月です。

年少の時は幼稚園に行っても一人で遊んでいることが多かったかもしれませんが、年中になると周りとコミュニケーションをとる力も育まれてくるため、より多くを吸収できるようになってくるはずです。

そのため、この時期に教室に通わせるのは、子供の成長をより促す上でも有効であると言えるでしょう。

ただし、人気の教室の場合には、既に空席がなくなってしまっている可能性もありますので、もしそういったところに通わせたいのであれば、新年中から入るようにした方がよいかもしれません。

新年長

新年長というのは年中の12月の時期です。

ちょうどお受験本番の1年前となりますので、本格的に受験対策を始める時期を、これ以上遅らせるのは得策ではありません。

既に多くのライバルが半年から1年かけて準備をしてきているため、もしこの時期から教室に通わせることを考えているのであれば、それ以前の時期から市販の問題集などを買って子供にやらせておいた方がよいでしょう。

市販の問題集の中には、教室でやるのと同じレベルの優れた問題が網羅されているものが少なくありません。

特に、こぐま会から出ている「ひとりでとっくん」シリーズは、ペーパー問題だけであれば、これだけでも十分に合格圏内に到達できる充実した出来栄えに仕上がっています。

1巻から100巻まで出ているので、全てを揃えるのは大変ですが、フリマアプリを活用するなどすれば安価で手に入れることも不可能ではありません。

特に、一人目の子供でお受験事情がある程度分かっているのであれば、二人目以降は新年中になるまではこういった問題集を使って自宅で対策を進めるというやり方でも良いでしょう。

まとめ

以上で見てきたように、教室通いを始める時期には、新年中、年中の4月、新年長といったいくつかのタイミングがあります。それぞれ一長一短あるものの、もし経済的に問題ないのであれば、無理なく受験対策ができる新年中から通わせるのがよいでしょう。

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