小学校受験のための塾選びのポイントとは?実際に受験を終えた今思うこと

小学校受験

我が家では、この秋、子供の小学校受験に挑戦しました。

正確にいうと、2年くらい前から準備は始めており、実際に試験を受けたのがこの秋ということになります。

これまでに山あり谷ありと様々な出来事がありましたので、これから子供を小学校受験させようと考えている方の参考になるように、自分なりに感じたことなどを中心に書き残していきたいと思います。

大手と中堅以下のどちらの塾にすべきか?

お受験に挑むことになった場合に、まず考えなければならないのが、どこの塾に通わせるかという問題です。

大学受験の場合はある程度独学でもなんとかなるケースがありますが、小学校受験についてはなかなか家庭だけで準備をするのは難しいのでどうしても塾の力を借りる必要があります。

塾選びに際してまず直面するテーマが、大手と中堅以下のどちらを選ぶかという点です。

大手塾として知られているのは、伸芽会やジャック幼児教室、理英会、こぐま会などです。

普段生活をしている中ではほとんど耳にする機会がないかもしれませんが、いずれもお受験をする人であれば必ず知っておきたい有名校ですので、知らなかったという方はぜひ頭に入れておくと良いでしょう。

一方、大手でなくても優れた指導を行っている塾は少なくありません。

中堅以下の塾の中には、複数の教室を構えて大手に近いような体制を備えているところもあれば、完全に個人で経営しているようなこじんまりとしたところもあります。

大手の塾から独立した有名な先生がやっているところもあるので、個人塾だからといって侮ってはいけません。

大手塾のメリット

大手塾のメリットは、何といっても、受験指導についての豊富なノウハウを有しているという点にあります。

また、小学校受験は情報量が勝負を左右する面がありますので、有名校などの最新の情報をタイムリーに把握できるネットワークを有する大手校は、この点で有利であると言えるでしょう。

加えて、大手校には優秀な子供たちが数多く通うため、彼らと切磋琢磨して成長できる機会があるというのもメリットです。

特に、小学校受験の場合、多くの学校で行動観察という課題が出題されます。

これは、他の受験生と一緒にゲームなどの共通の課題に一緒に取り組むというもので、その取り組み姿勢や他の子供との協調性などを見て選別するというものです。

大手塾であれば、生徒数も多いので、様々なタイプの子供達と行動観察の練習ができるという点は見逃せないメリットであると言えるでしょう。

中堅以下の塾のメリット

中堅以下の塾のメリットは、単純に大手に比べて学費が安いという点に尽きます。

大手塾の場合、どういったコースに通わせるかにもよりますが、難関校を目指して本格的に対策しようとすると、普通に年間100万円以上の学費がかかります。

中堅以下の塾の場合には、多くの場合、そこまで授業料は高くないので、あまり予算がないということであれば、必然的にこちらを選ぶということになるでしょう。

また、中堅以下の塾の中には特定の学校の対策に特化しているところも少なくありません。

例えば、吉祥寺にある成蹊小学校はペーパー難関校として知られていますが、中堅でありながら同校に数多く合格者を輩出しているような塾もあるので、もし成蹊狙いであればそういった塾に通わせてみるのも一つの手です。

我が家の場合

我が家の場合は、あれこれ悩んだ結句、最終的に家から比較的近いところにある中堅クラスの塾に通わせることにしました。

下の子もいるので、そこまで多額の塾費を掛けたくないというのが大きな理由ですが、それ以外に大手塾に入れてまだ幼い子供を大勢のよその子と競わせるのは気が引けたというのも大手塾を選ばなかった理由の一つです。

実際に通ったのは、楽しく学ぶことを重視している塾で、中堅クラスながら過去の合格実績もなかなかだったというのもあって選びました。

結果的に2年ほど通い詰めましたが、おかげで最後まで子供は勉強嫌いにならず、無理なく受験対策をすることができ良かったです。

ただし、前述の通り、情報量は大手校にはかなわないので、学校説明会や出願手続きに関する情報などはほとんど自分たちで調べて対応しました。

インターネットを使えばたいていの情報は手に入るので、自分で調べることができるのであれば、あえて大手にこだわらなくても良いのではないかと思います。

振り返って思うこと

このように、我が家は中堅クラスの塾に通わせて受験対策をしたのですが、最終的にこれは正解だったと感じています。

そう感じる理由はいくつかありますが、何より、途中で子供が勉強を嫌がったりせずに最後まで走り抜けることができたというのが親としては一番良かったと感じる点です。

嫌がる子供に無理やり勉強をさせて難関校を突破したという話も耳にしますが、我が家の場合はマイペースで準備を進めて志望していたうちの一校からご縁を頂くことができたので、これで良かったのではないかと思っています。

長い人生、小学校受験だけがすべてではありません。

失敗したとしてもまだまだリカバリーする機会は存分に残されていますので、あまり気を張り詰め過ぎずに挑戦することが大事ではないでしょうか。

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