お受験というと何となくお金がかかるというイメージが強いのではないでしょうか。とはいえ、実際にどれくらいの費用が必要になるのかよく分からないという方も少なくないでしょう。そこで、今回はわが家が実際に小学校受験をした際に掛かった費用をざっくりと紹介することにします。
幼児教室の学費
小学校受験は独学で合格を勝ち取ることも不可能ではありませんが、多くの場合は専門の幼児教室に通って対策することになります。
わが家でも子供を幼児教室に通わせたのですが、大手と言われるところはどこも月謝が高額なので、そこそこ実績に優れている中堅の教室を選びました。
大手に比べるとリーズナブルとはいえ、年中児の月謝が2.5万円、年長になると2.8万円ほどかかりました。これだけで、2年間で65万円ほどの出費です。
加えて、長期休みに入ると夏期講習、冬期講習、春期講習などが開講され、それらを受講するとそれぞれ10万円程度かかります。こちらも2年間で60万円ほど。
さらに、年長になると絵画・工作クラスが始まり、こちらが月1.2万円、さらに残り半年ほどは行動観察クラスも受講し、月1万円ほどの追加負担で、併せて20万円ほど。
以上をすべて合わせると、幼児教室だけでトータルで150万円ほどかかった計算になります。
模試の受験料
いきなり本番の試験に臨むのはリスキーなので、多くの場合は事前に何度か模試を受けることになります。
通っていた幼児教室でも2か月ごとに模試が行われており、こちらは内部生は無料で受けられたので良かったのですが、それだとどうしてもいつも同じ顔ぶれになるのと、問題の傾向が変わらないので、本番さながらの感覚を養うために大手の模試も定期的に受けていました。
中でも良く利用したのが伸芽会の模試で、志望校別のものなど様々なタイプが用意されていましたが、いずれも2万円から3万円程度と受験料はなかなかの金額でした。
半年ほど毎月のように受けていたので、これだけで10万円以上費やしたことになります。
志望校の受験料
年長の9月に入ると、いよいよ志望校に出願することになります。
願書作成などやることはたくさんありますが、中でも忘れてはならないのが、受験料の支払いです。
学校によって金額は少しずつ異なるものの、多くは2.5万円から3万円で、わが家では5校に出願したので、合わせると12、3万円をお支払いしたことになります。
入学金
晴れて試験に合格すると、さっそく入学金を支払わなければなりません。
こちらも学校によって金額はまちまちですが、たいていは20万円から30万円くらいは必要になります。
わが家の場合は、先に滑り止め校に合格したので30万円をお支払いしたのですが、その後に本命の一つからもご縁を頂き、そちらにも30万円を支払いました。
もちろん、先に支払った方は辞退したとしても返金してもらえないので、2校合わせて60万円の出費です。
結局いくらかかったのか?
以上の費用を合わせると、2年間で概ね230万円ほどを使ったことになります。
しかしながら、実際にはこれらのほかに、体操やサッカーなどの習い事にも月2万円ほど使っていたので、こちらは2年間で50万円ほどの出費です。
それ以外に、工作用品やお受験用の衣類なども合わせると、結果的に300万円くらいかかったような気がします。
もちろん、習い事はお受験のためだけに通っていたわけではありませんが、あらためて振り返ってみると、思ったよりもかかったなぁという印象です。
大手の幼児教室に通うともっと多くの費用がかかってきますし、わが家よりも出費を抑えて合格を勝ち取ることも可能でしょう。
あくまでも事例の一つとして参考にしていただければ幸いです。
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