小学校受験というと教室に通って高額の月謝を払わなければなかなか合格できないというイメージがあるかもしれませんが、実際にはそこまでしなくても合格水準に達することは可能です。もちろん、教室に通うメリットは大きいのですが、工夫次第で格安で対策を講じることができるのです。
具体物を使ってイメージできるようになることが大切
年長児の中には、まだまだ立体図形や平面図形を頭の中で簡単にイメージすることができない子供が少なくありません。
そういった子供のイメージ力を鍛えるためには、ペーパー問題をひたすら解いていたのでは十分ではありません。
実際に目で見て触れられる具体物を用いて、描かれている図形をしっかりと確かめられるようにすることが重要なのです。
例えば、折り紙の折る順を問うような問題であれば、実際に折り紙を折って見せるというやり方が有効です。
また、小学校受験で頻出の、与えられた図形に線を引いて四角や三角に分割するような問題の場合には、同じ形に切ったマグネットプレートを組み合わせて再現してみると良いでしょう。
子供は一度目にしたものをすぐにイメージできるようになるので、図形問題などに行き詰ったら、必ず具体物を使うという習慣を付けるようにするのがおすすめです。
具体物の調達には100均を活用しよう
書店などに行くと、こぐま会などの受験教室が開発した様々な対策グッズが販売されています。
それらは専門家が考えて開発したものだけあって、非常に使い勝手が良くできてはいるのですが、問題はそのお値段です。
安いものでも1,000円以上はするので、必要なものを一通りそろえようとすると、すぐに何万円ものお金が飛んで行ってしまいます。
子供のために出費はいとわないということであれば、それでも問題ありませんが、小学校に進学してから必要になってくる教育費などを考えると、なるべく節約できるに越したことはないでしょう。
そんな時に頼りになるのが、街中にある100均こと100円ショップです。
例えば、販売されているマグネットボードを買って、自分で四角や三角の形に切れば、図形問題用の具体物として活用することが可能です。
また、簡単な積み木も販売されているので、そういうものを使って積み木の問題の対策を行うというのも良いでしょう。
他にも、折り紙やスケッチブックはいくらあっても足りませんので、それらが1つ100円で手に入るというのは家計にとって非常に有り難いのです。
また、お受験には昔ながらの子供のおもちゃが問題の中に出てくるケースがあります。
最近の子供は、竹トンボやけん玉、おはじきなどで遊ぶ機会が昔に比べて減っていますが、100均に行けばそういったおもちゃも売られていますので、ぜひ一通り買って子供にどういったものであるのかを教えておくのがおすすいめです。
子供と一緒に100均に行ってみよう
以上で紹介したもののほかにも、100均にはお受験対策に役立つアイテムが満載です。
そのため、時々子供と一緒に訪れて、使えそうなものを少しずつ買うようにするとよいでしょう。
10個買っても1,000円ですので、うまく100均を活用すれば、お金をかけずに子供の考える力を高められるはずです。
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