梅雨の季節になると、どこからともなく聞こえてくる「ケロケロ」という鳴き声。日本人にとって馴染み深いこの声の主は、ニホンアマガエル(Hyla japonica)です。この記事では、アマガエルが日本のどこに生息しているのか、地域ごとの特徴や探し方のコツを、私自身の体験談も交えながら詳しく紹介します。
日本全国のアマガエル分布
北海道|限られた地域に生息
北海道では、道南や道央の一部地域でアマガエルが確認されています。寒冷地のため分布は限られていますが、温暖な地域の田畑や湿地では見られることがあります。
私が函館市郊外の民家の庭先にある小さな池で見かけたアマガエルは、じっと葉の陰に隠れていました。気温が低かったせいか、動きはやや鈍かった印象です。
東北地方|田園地帯と里山に広く分布
青森から福島まで、田園地帯や里山に広く分布しています。特に梅雨時期には鳴き声がよく聞こえ、夜間の観察に適しています。
関東地方|都市部でも意外と多い
東京や神奈川などの都市部でも、緑地や公園、学校のビオトープなどでアマガエルが確認されています。
杉並区のとある公園で夜に散歩していたとき、池の周辺で複数のアマガエルの鳴き声を聞きました。スマホのライトで照らすと、葉の裏に隠れている姿を発見。都市の中でも自然が残る場所にはしっかり生息しているようです。
中部・近畿地方|田んぼや用水路が豊富
愛知、岐阜、滋賀、奈良などでは、田んぼや用水路が多く、アマガエルの生息に適した環境が整っています。
中国・四国地方|山間部でも確認される
広島や愛媛などでは、山間部の棚田や湿地でもアマガエルが見られます。他のカエルと混在していることもあるため、見分けが必要です。
九州・沖縄地方|温暖な気候で活動的
九州では福岡や熊本など広範囲に分布しており、沖縄本島でも一部地域で確認されています。ただし、沖縄では外来種との競合もあるため、分布は限定的です。
アマガエルの探し方|初心者でもできる観察のコツ
1. 時間帯は「夕方〜夜」がベスト
アマガエルは夜行性で、特に雨上がりの夕方から夜にかけて活発になります。鳴き声を頼りに探すのが基本です。
2. 観察場所は「水辺+草むら」
田んぼの畦道、池の縁、草むらなどが狙い目です。葉の裏や茎の上にじっとしていることが多く、ライトで照らすと目が光って見つけやすくなります。
3. 雨の日はチャンス
雨の日はアマガエルの活動が活発になるため、観察には最適です。ただし、足元には十分注意し、防水対策をして出かけましょう。
梅雨の時期に郊外の田んぼで観察を試みたときのことです。雨が降った直後、畦道にしゃがんで耳を澄ませると、すぐ近くから「ケロケロ」と鳴き声が。ライトを向けると、稲の葉の上に小さなアマガエルが乗っていました。雨の日の観察は本当におすすめです。
アマガエルの写真を撮るときの注意点
- フラッシュは使わず、自然光やライトで優しく照らす
- 触れる場合は手を濡らしてから(乾いた手は皮膚を傷つける可能性あり)
- 撮影後はすぐに元の場所に戻す
まとめ|アマガエルは日本の自然の象徴
アマガエルは、日本全国に広く分布している身近な生き物です。都市部でも自然が残る場所にはしっかりと生息しており、ちょっとした工夫でその姿を見つけることができます。
自然観察の第一歩として、アマガエル探しはとてもおすすめです。ぜひ、この記事を参考にして、あなたの地域でもアマガエルを探してみてください。



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