早稲田実業学校初等部の魅力とは?独自の教育が光る東京の名門校

小学校受験

小学校受験をする際に、誰もが直面するのが志望校選びです。特に東京都内には魅力的な私立小学校がたくさんあるので、その中からどこを選んで受験するかを決めるのは思った以上に大変です。そこで、今回は数ある小学校の中でも一、二を争う人気を誇る早稲田実業学校初等部の魅力について見ていくことにします。

早稲田実業学校初等部の特徴

早稲田実業学校初等部は、2002年に設立された比較的新しい学校です。

もっとも、その母体となる早稲田実業学校は、その名の通り、早稲田大学の系列校として120年以上の歴史を持つ伝統校です。

その小学校過程にあたる初等部では、国際教育に力を入れ、留学生との交流やホームステイプログラムを通じて、グローバルな視野を持った生徒を育成しています。

教育理念と教育方針

早稲田実業学校は、「去華就実」を校是、「三敬主義」を校訓としてそれぞれ掲げています。

これらは、実業の精神を育て、社会に貢献できる人格の育成を目指すこと、他人・自分・事物を敬うことを意味しています。

願書作成や面接を受ける上で知っておくべき最も重要な基礎知識の一つですので、初等部を受験しようと考えている方は、ホームページや学校案内などをチェックして、その考え方についてしっかりと理解しておくようにしてください。

なお、初等部では、男女共学により、両性の相互理解に基づく人間性豊かな児童を育成し、一人ひとりの個性を尊重する教育を行っています。

学校生活とカリキュラム

早稲田実業学校初等部では、大学までの一貫教育を推進しており、高等部までは内部進学制度が、高等部から早稲田大学へは推薦制度が用意されています。

それだけでなく、課外活動やクラブ活動にも力を入れており、豊かな人間性や広い視野を育てることが期待されます。

特に、高等部の野球部は甲子園の常連校として知られており、過去には優勝を成し遂げたこともあります。

「世界のホームラン王」こと王貞治さんやヤクルトスワローズで活躍した荒木大輔さんなどがOBですので、知っておくとよいでしょう。

試験の内容

早稲田実業学校初等部の入試は、一次試験と二次試験から構成されています。

一次試験では、ペーパーテストに加えて、絵画や生活巧緻性、運動、行動観察が行われ、二次試験では親子面接があります。

試験内容は広範囲にわたり、思考力や記憶力、数的能力など多岐にわたる能力が問われます。

また、家庭での躾も評価の対象となることから、受験対策を行う際には幼児教室だけに任せるのではなく親としてきちんと子どもに向き合うことが重要となります。

難易度

年によって異なりますが、早稲田実業学校初等部の合格率は、男子約7倍、女子約10倍という狭き門となっています。

つまり、男子7名に対して1名、女子10名に対して1名程度しか合格することはできません。

男子の方が倍率が低いのは、定員が2:1の割合になっているためです。

男子は72人が合格しますが、女子はその半分の36人しか受からないので、必然的に倍率が高くなる傾向にあるのです。

受験対策

総合的な能力を重視

早稲田実業学校初等部の入試では、知識だけでなく、思考力や創造力、コミュニケーション能力といった子どもの総合的な能力が問われます。

これは、単にテストの点数が高い子どもを求めるのではなく、社会で活躍できる能力を持った子どもを育てることを目指しているからです。

長期的な準備が必要

早稲田実業学校初等部の入試に合格するためには、長期的な準備が必要になります。

幼少期からの豊かな経験や、日常生活の中での学びが、入試で求められる総合的な能力を育てることにつながります。

家庭環境の影響

入試では、子供だけでなく、家庭環境や両親の教育方針も重要な評価ポイントとなります。

教育に対する家庭の姿勢や、子供が多様な経験を積むためのサポートが、入試の成功に大きく影響します。

総合的な対策の重要性

早稲田実業学校初等部の入試対策としては、総合的な対策が重要になります。

学力だけでなく、人間性や社会性、さらには家庭での教育が、入試において高く評価されることから、これらのバランスを考えた対策が求められます。

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