子どもの未来を切り開く！青山学院初等部の教育方針と合格に向けた戦略

数ある私立小学校の中でもブランド校と呼ばれるところは限られています。その中でも知名度が高く著名人の子女が多く通うことで知られているのが青山学院初等部です。今回はこちらの小学校の教育方針をはじめとした特徴を見た上で、合格に向けて知っておきたいことについて紹介します。

青山学院初等部の特徴

青山学院初等部は、東京都渋谷区にある私立の名門小学校です。

こちらの学校は、エスカレーター式で進学することが可能で、青山学院大学までの一貫教育を提供しています。

また、オシャレなイメージと高い偏差値で知られる「あおがく」ブランドは、多くの生徒にとって魅力的な選択肢となっており、毎年多数の応募があることでも知られています。

青山学院初等部は、キリスト教精神に基づいた教育を行っています。

「神様から与えられた賜物を活かし、感謝の心をもって祈り、神と人に仕える人間を育てる」という教育理念に基づき、子どもたちが「正直」、「勤勉」、「礼儀正しい」、「思いやりがある」、「健康」の5つの約束を守れるようになるようなカリキュラムが用意されています。

青山学院初等部では、「感じる心」、「考える力」、「行動する活力」という3つのポイントを重視しています。

通知表ではなく「成長の記録」を用いて個々の評価を行い、子どもたちの自己肯定感を高めることに努めています。

カリキュラムには、プロジェクト活動や週1回の水泳の授業といった多様な学習体験が含まれています。

青山学院初等部の試験は、個別テストによる「適正検査A」、集団テストと運動テストによる「適正検査B」、保護者面接の3つの項目で構成されており、子どもたちの多面的な能力を評価することを目的としています。

個別テストでは、絵や物から感じたことを口頭で答える形式が採用されており、子どもたちの表現力や思考力が問われます。

青山学院初等部の入試は他と比べても非常に競争率が高く、志願者数は年々増加しています。

2022年度の倍率は6.0倍に達し、入学を希望する家庭は激しい競争に直面しています。

そのため、入試の難易度も高く、準備には十分な時間と努力が必要です。

受験対策としては、保護者面接や個別テスト「適正検査A」、集団テスト「適正検査B」に特化した対策が必要になります。

言語能力や多角的な視点から物事を見る力を伸ばすことが重要とされており、受験生はこれらのスキルを磨くための準備を行うようにしなければなりません。

保護者面接は、子供の考査の前に行われます。

両親そろっての面接で、子供は参加しません。

質問の内容は、家庭での教育方針やしつけ、親子の関わり方などが中心です。

個別テストでは、出題された問題に子供が口頭で答えます。

問題は、「お話の記憶」「絵の記憶」「四方からの観察」「工夫力」「仲間分け」「図形」などから出題されます。

特に、「お話の記憶」、「四方からの観察」、「仲間分け」の3つは頻出です。

集団テストでは、絵や工作を行う「制作」や「運動」、「自由遊び」といった課題が出題されます。

グループでの活動が中心で、コミュニケーション力が求められます。

歩き方や座り方、言葉遣いなどの所作についてもチェックされるので、しっかりした態度を示すことが重要です。

家庭学習だけでは難しい能力向上をサポートするため、個別指導塾を利用するとよいでしょう。

以上で見てきたように、青山学院初等部は高い倍率を誇っているだけあって、合格に向けては計画的に準備を進める必要があります。

そのため、早い段階から過去問を把握し、苦手分野を克服することが大切です。