捕まえたアマガエルにエサをあげてみよう!アマガエルがつい食いつきたくなるエサとは?

カエル観察入門

アマガエルは基本的に生餌しか食べないので、長期間にわたって飼育するためには、いかにしてエサを確保するかが重要になります。
では、アマガエルはどのようなエサを好むのでしょうか?
ここでは、手軽に手に入れられる生き物の中から、彼らが好むものとそうでないものを見ていくことにしましょう。

1 アマガエルが好む生き物

青虫

まず、もっとも手軽に手に入れられるエサの一つは青虫です。
家でガーデニングをしているのであれば、植物についている青虫を見つけることは難しくないでしょう。
青虫はアマガエルの大好物ですので、ピンセットなどを使って目の前に差し出してやると喜んで食いついてくれるはずです。

バッタ

青虫と並んでアマガエルの大好物なのがバッタです。
特に、小型のショウリョウバッタはカエルの口にちょうど合う大きさなので、6月から8月ごろにかけてはバッタ中心の食生活にしてみても良いでしょう。
なお、あまりに大きすぎるバッタは、カエルが怖がって食べません。
せいぜいカエルの頭の大きさくらいまでのものにしておいた方がよいでしょう。

コオロギ

コオロギもアマガエルに喜ばれるエサの一つです。
都心部の公園などにも生息しているので、バッタよりも見つけやすいかもしれません。
爬虫類用のエサとしてペットショップなどでも販売されているので、自分で捕まえるのが難しければ、そういうものを購入するという手もあります。
ただし、コオロギを長く生かしてしておくのは意外と難しいので、一度に大量に購入するのは避けた方がよいかもしれません。

ミミズ

庭の植木鉢をひっくり返せば、ミミズが見つかることがあります。
小型のミミズもカエルが好きなエサの一つなので、雨の日などに捕まえたら食べさせるようにすると良いでしょう。

蝶・蛾

庭を飛び回る蝶や蛾の中でも小型のものはカエルの格好の獲物になります。
大きなアゲハ蝶などはさすがに食べるのは難しいですが、小さいシジミチョウであれば、水槽に入れておくと飛びついて捕まえて器用に食べる様子を観察することができるでしょう。
ただし、蝶や蛾は見た目ほどに食べる部分は多くないので、主食として考えるべきではありません。

ハエ

あまりきれいではありませんが、アマガエルのエサとして手軽に手に入れられる昆虫の一つがハエです。
ぶんぶん飛び回るのでカエルが捕まえるのが難しそうに思われるかもしれませんが、小型の水槽であれば近づいてうまく捕まえるので心配する必要はありません。

アマガエルが嫌う生き物

アマガエルは動くものなら何でも口にすると思われがちですが、実際には嫌いな生き物もけっこういます。
ここでは彼らが嫌う代表的な生き物を紹介しますので、もし庭で見つけてもエサにしようと思わないようにしましょう。

ナメクジ

ミミズが好きなアマガエルですが、ナメクジは大嫌いです。
ナメクジの皮膚は粘膜で覆われており、食べようとしてもそれがへばりついてうまく飲み込むことができないからです。
栄養もあまりないので、ナメクジをエサとして考えないようにしましょう。

ムカデ

ムカデは毒を持っているものとそうでないものがいますが、いずれにしてもアマガエルの口には合いません。
目の前に差し出しても嫌そうにするだけですので、見つけてもスルーして構いません。

テントウムシ

テントウムシは一見すると美味しそうに見えるかもしれませんが、カエルのエサには適していません。
というのも、テントウムシは捕まえられそうになると独特のにおいがする黄色い液体を分泌するからです。

アリ

アリは見かけによらず強力なあごを持っているので、カエルが食べると口の中であちこちかみつかれてしまう恐れがあります。
もし口にしてもすぐに吐き出してしまう可能性がありますし、もともと蟻酸を体内に含んでいて苦味があるので、無理に食べさせない方が無難です。

まとめ

アマガエルは意外と好き嫌いが激しいということが分かったのではないでしょうか。
ここで紹介したもの以外にも、カエルが好む生き物はたくさんいますので、もし庭などで何か捕まえたら、彼らの前においてやると喜んで食べてくれるかもしれませんよ。

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