住んでみて分かった!日本とアメリカの違うところとは?

アメリカロースクール留学入門

世界がグローバル化した現代では、国ごとの生活スタイルの違いはかつてほど大きくはなくなってきています。もっとも、そうはいっても日本とアメリカではまだまだ異なる点も数多くあるので、ここでは実際に1年間を過ごしてみて感じた両国の日常生活の違いを紹介したいと思います。

単位

まず一つ目の違いは、使用されている単位です。日本では長さや距離はメートルで表示することが一般的ですが、アメリカではフィート(feet)やマイル(mile)を使う方が普通です。

1フィートは約0.3メートル、1マイルは約1.6キロメートルとなっており、すぐに換算するのが難しいため、慣れないうちはいちいち電卓を取り出して計算しなければなりませんでした。

特に厄介だったのが、自動車の速度です。

ハイウェイを走っていると、普通に制限速度が70とかって書いてあるので、それくらいのスピードで車を走行させるのですが、よくよく考えるとこれは時速70キロメートルではなく、時速70マイルということ!

つまり、時速112キロほどで車をかっ飛ばしていることになるので、ハンドル操作を誤ると大事故につながりかねないのです。

また、長さと並んでややこしいのが容積の単位です。

よく使われるのがガロン(gallon)という単位。

聞き慣れないかもしれませんが、1ガロンは3.78リットルとこれまた中途半端な数値です。

牛乳やジュースを買いにスーパーに行くと1ガロン入りのポリタンクのような容器で販売されているので、暮らし始めるとすぐに1ガロンがどれくらいのボリュームなのかが身に染みて分かるようになるはずです。

ちなみに、一人暮らしで牛乳1ガロンを購入するのは結構危険です。

毎日、牛乳でお腹がタプタプになるかもしれません(笑)

気温や湿度

私が滞在していたナッシュビルの緯度は、東京都ほぼ同じです。

なので、気候も同じくらいだろうと思っているとひどい目をみます。

というのも、ナッシュビルは内陸にあるため、夏は暑く冬は寒いという寒暖の差がはっきりした気候となっており、特に夏の暑い時期には、平気で最高気温が40度を超えてくることも珍しくありません。

私がはじめてナッシュビルに降り立った日も、ちょうどそのような日で、まだ車を持っていない状況だったので、滞在していたホテルからアパートまで歩いて行こうとして死にそうになったことを覚えています。

どれくらいひどい暑さだったかというと、移動中に暑さを避けるために立ち寄ったスタバから一歩足を踏み出したとたんに猛暑にやられ、すぐ隣のカフェにもう一度非難する羽目になったくらいです。

なお、日本では気温の単位として摂氏(℃)が使われますが、アメリカでは華氏(℉)が一般的です。

摂氏を華氏に換算するには、1.8倍して32を加えるという非常に面倒な計算をしなければなりませんが、華氏100度が摂氏38度ほどに当たると覚えておけば、何となくイメージはつくのではないでしょうか。

夏場は華氏100度超えが普通で、しかも湿気も東南アジアなみに高いので、少し出かけるだけでも身の危険を感じることがあります。

本当に暑い時期はそれほど長くありませんが、危険な暑さだと感じたら、なるべく車で移動するようにした方がよいでしょう。

英語の訛り

日本で学ぶ英語は、スタンダードな発音のものがほとんどですが、ナッシュビルの英語は独特の南部訛りなので、慣れないうちは本当に何を言われているのかが分からないことが少なからずありました。

大学の講義などのオフィシャルな場では、そこまで訛りがきつい英語を聞くことはないのですが、困るのはタクシーの運転手やスーパーの販売員と会話するときです。

思いっきりローカルの人たちなので、こちらが言いたいことは伝えられても、相手が何を言っているか理解するのにかなり苦労しました。

もっとも、相手からすると日本人が変な英語で話しかけてくると思っていたに違いありませんが(笑)

お風呂の文化

日本では毎日湯船につかって入浴するのが普通ですが、アメリカではシャワーで済ませることが少なくありません。

そのため、トイレと浴槽が一緒になったユニットバスが普通であり、私が住んでいたアパートもそうでした。

困るのは、湯船につけるシャワーカーテンを自分で調達しなければならないという点です。

シャワーカーテンがないと、少しシャワーを浴びるだけで、トイレまで水浸しになってしまうので、入居して早々に購入しに行きました。

ちなみに、シャワーのタイプはホース付きのものと壁に備え付けのものの2種類があります。

私のアパートのシャワーは後者のタイプで、ホースを取り付けることができない仕様だったので、上からお湯を浴びるしかなく足を洗ったりする際に不自由でした。

支払い手段

アメリカ人は現金で支払いをしないというイメージがあるかもしれませんが、それは必ずしも正確ではありません。

ナッシュビルでも小銭で支払いをする人を目にする機会は少なくなかったからです。

ただし、日本よりもカードで支払うケースの方が圧倒的に多いのは事実です。

クレジットカードがメインですが、それ以外にデビッドカードもよく使われます。

また、日本ではあまりなじみがありませんが、小切手を使って支払うのもアメリカならではの文化でしょう。

はじめてスーパーで小切手を切っている人を見たときは、ちょっとした感動を覚えました。

洗濯機?

留学前にひそかに心配していたのが、洗濯機のパワーです。

というのも、アメリカの家電はとにかくパワフルで、デリケートな衣類をそのまま洗うとすぐに傷んでしまうという情報を得ていたからです。

結論から言うと、この情報は必ずしも正しくはありませんでした。

アパートに設置されていた洗濯機は、おしゃれ着用のコースが用意されていましたし、デリケートな衣類を洗うためのwoolightという洗剤もスーパーで購入することができたからです。

なお、アメリカで一般的な洗剤と言えば日本でもおなじみのダウニーですが、これはかなり匂いがきついので、気になるようなら無香料タイプの洗剤を選んだ方がよいでしょう。

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